Part2では、自分のライフスタイルに合ったSIMの選び方を紹介します。
Part1では格安SIMに関連した用語を中心に解説しました。
Part2では自分に合う格安SIMの使い方や選び方、格安SIMへ乗り換える場合の方法を解説していきます。
【現在利用しているキャリアプランの確認】
格安SIMに興味を持たれている方は、少なからず現在利用しているキャリアのプランや料金に不満があり、改善したいと考えられていると思います。自分が利用しているプランや料金のどの点を改善したいか明確であれば、その点を補える格安SIMのプランへ変更すれば解決します。しかしどの点を見直せばいいかわからないと、その後の選択にも影響がでてきます。
まずは毎月自分がどのような携帯電話の使い方をしているのか、調べていきましょう。
【毎月1万円を超えていれば高い】
利用料金が1万円を超えている場合は、非常に高いと言えます。キャリアの料金明細を確認し、全体の料金を上げている原因を見つけましょう。
主な料金の内訳は、
- 基本使用料
- 通話時間(かけ放題が多い)
- データ通信料金
- 端末料金
- その他オプション
以上の5点で大きくは構成されているはずです。各項目の内容と改善方法を見ていきましょう。
【基本使用料と通話時間】
大手3社のキャリアでこの料金は大きく下げることはできません。今は「かけ放題」が強制で選択されるため、選ぶことができるのは
- 「かけ放題ライトプラン」 1,700円 / 月
- 「かけ放題プ5ン」 2,700円 / 月
の2種類のみです。ライトプランは5分以内の通話が無料、それ以降は有料となるプランです。
ここで毎月の通話時間と比較し、通話時間が少ない方であれば格安SIMへ移行する際に、通話に関しては重視しなくても良いと判断できます。
逆に通話時間はかなり長く、かけ放題自体に満足している方は格安SIMへの移行の際、必ず通話し放題が用意された会社へ移る必要があります。
【データ通信料金】
データ通信料金は2つの視点で見る必要があり、「通信料金」と「通信量」です。
通信料金とは請求がきている料金そのものです。
通信量とはデータ通信した量の事を表し、インターネットに繋いだ量と考えればわかりやすいです。ホームページの閲覧、アプリのダウンロード、SNSの閲覧や投稿、動画閲覧、など全てにおいて通信量がかかります(Wi-Fi環境を除く)。通信量の値は「GB(ギガバイト)」で表されており、通信量によって料金プランが変わります。
現在自分が何GBの契約をし、毎月何GB使っているかは確認する必要があります。仮に毎月10GBの契約をしているにも関わらず、実際使っている量は5GBであれば大きく料金を下げられるポイントだからです。
格安SIMの会社では毎月のデータ通信量も細かくプランが用意されています。おおよそ自分の毎月のデータ通信量がわかっていれば、格安SIM移行時の判断材料となります。
【端末料金】
現在使っている端末本体の料金です。キャリアでの購入方法は、ほとんどが分割支払ですので、iPhoneなどの端末料金を24回(2年契約が多いため)に割って支払う金額です。
端末の有無は、格安SIMの契約とキャリアの契約で大きく変わる部分です。
キャリアでの契約は端末を含めた契約がほとんどですので、毎月の料金も高くなります。格安SIMの契約では、基本的にSIMのみの契約で端末は契約者自身で用意します。端末を提供している会社もありますが、SIMのみ契約し端末は自由に選ぶ事が格安SIMへ移行するメリットでもあり、楽しみでもあると思います。
【Part2のまとめ】
このように自分が毎月どのように携帯を使っているのかを知り、格安SIMへ移行する際に重視したいポイントを理解しておくことが大切です。
格安SIM会社は10社以上あり、またその中にも様々なプランがあるので選ぶのに困り、移行するのを諦める方もいます。しかし重視したいポイントさえ理解していれば、自分に1番合った会社とプランを見つけられます。
Part3で格安SIMは実際どれぐらい安くなるのか、料金を比較しながら解説します。