ワンランク上の滑らかな動画が手持ちのスマホで撮影できる高性能ジンバル【Zhiyun Smooth Q】の実機レビューです。
本記事では実際に実機の外観や機能を紹介していきます。
【Zhiyun Smooth Q】スマホ用本格ジンバルの実機レビューです。手持ちのスマホにをセットするだけで、プロのようなスムーズな動画撮影が可能です。ジンバル初心者でも扱いやすいおすすめジンバルです。
【Zhiyun Smooth Q】について
「Zhiyun Smooth Q」はすでに販売を終えておりますが、同メーカーの同価格帯商品が販売中です。
「Zhiyun Tec」は、スマホやデジカメ用スタビライザー、ジンバルを多数販売しているメーカーで、日本国内にも代理店があります。
また、別メーカー「Feiyu Tec」についても、同価格帯の商品を紹介していますので、ご覧ください。
【レビュー内容】
ラフ・ブロで実機レビューを行う際は2~3記事に渡って紹介致します。
- 販売サイトの画像を用いたスペック紹介
- 実機の外観~操作性
- 実際の使用感
その他の性能に関してはお問い合わせいただけましたら対応する予定です。
【Zhiyun Smooth Q スペック】
- 対応スマホサイズ: 6 インチ以内
- サイズ:11.8 x 10.5 x 28.5 cm
- 重量:450 g(本体のみ)
- 継続使用時間: 8 - 12時間
- パン: 360°
- ロール:±30°
- 傾き:+185° - 135°
- その他: Micro USBケーブル、キャリーバック付属、Bluetooth接続対応
【参考動画】
【Zhiyun Smooth Q】の外箱と付属品
外箱の外観です。
内箱が引き出し式になっており、内箱、外箱共に白い上質紙の箱です。
全面が艶消し印刷で、上には商品画像、商品名のロゴなどがデザインされています。
底面には、ジンバルのスペックなどが印刷してあります。
【Zhiyun Smooth Q】の内箱です。キャリーケースに入ったものが、艶消しプリントされた柔らかいビニール袋で包んでありました。
箱自体はそれほど頑丈ではありませんが、キャリーケースがしっかりしているので、配送上は問題のない梱包だと感じました。
キャリーケースの外観です。
【Zhiyun Smooth Q】の付属品です。
充電や、スマホの電源を取る場合に使えるmicro USBケーブルが付属しています。
【Zhiyun Smooth Q】のキャリーケースを開けたところです。
専用のくぼみが付いているので、しっかり収納できます。
カメラのアクセサリーケースというよりは、ちょっとした楽器などのケースに近い構造です。
【Zhiyun Smooth Q外観】
【Zhiyun Smooth Q】の手持ち部分です。
電源や操作ボタンについて、上から順に紹介します。
- インジケーターランプ右:ジンバル起動中黄色点灯
- インジケーターランプ左:起動中ブルー点滅、点滅回数が少ないほど、バッテリー残量減
- ジョイスティック:プルアップ、プルダウン、右、左の4方向へ操作可能
- モード変更:1回押すごとに、3モードを変更
- デフォルト/左右パン可
- ロッキングモード/3軸安定、パン、チルト可
- フォローイングモード/パン、チルト安定化
- 電源:長押しで電源ON/OFF、専用アプリでシャッター操作可能
- ズーム:専用アプリ使用時ズーム可能(アプリのバージョンにより不可)
【Zhiyun Smooth Q】のスティック左面です。
micro USBの差込口があります。ここから充電したり、パソコンとつないでファームウェアアップデートを行います。
【Zhiyun Smooth Q】のスティック下部です。
USB差込口からは、スマホへの電源共有が可能です。
しかし、多くのスマホのUSB端子が、スマホのアジャスター部分(スティックに取り付けるところ)の陰に隠れてしまうため、使用できる場面は限られそうです。
また、スティックの底面には、三脚を取り付けられるネジ穴があります。
【Zhiyun Smooth Q】のスマホを取り付ける部分です。
【Zhiyun Smooth Q】にスマホを取り付ける際、アジャスター(クランプ)を伸ばして固定します。
かなり強力なため、片手で押さえて引っ張りながらスマホを入れます。
【専用アプリとの接続】
Bluetoothでの接続
【Zhiyun Smooth Q】の専用アプリは、「Zhiyun App」は、IOS用とアンドロイド用が配布されています。
App Atore、Google Playで「Zhiyun App」を検索してダウンロードしましょう。
アプリインストールのみで、ログイン等は不要なので、本体との接続は簡単でした。
一か所、迷ったのが、Bluetooth接続の手順です。
スマホ本体のBluetooth接続設定から接続してしまうと、「Zhiyun App」内で本体との接続が認識されませんでした。
一度、ペアリングを解除し「Zhiyun App」の左上、「Connection」をタップして、再度接続すると、上手く認識されました。
私の環境だけかもしれませんが、上手くいかない方はお試しください。
公式アプリからは、本体のジョイスティックで行うのと同じ動作の他、専用カメラ起動中はシャッター操作も行えます。
ズーム操作は、アンドロイド版では対応が無いようです。
他に便利な機能として、「キャリブレーション」があります。
厳密な水平を保つためには、気温など、周りの環境とのギャップ調整が必要です。
使用するごとに「キャリブレーション」を行い、本体の調整を行うと、さらに厳密な撮影ができます。
一般的な使用のみであれば、それほどの頻度で行わなくても、十分撮影に耐えられると感じました。
【実際に撮影した動画】
【Zhiyun Smooth Q】に、手持ちのスマホ(OPPO R11 S、約6インチ)をつけて撮影しました。
(最高画質の1080pで表示されない場合は、Youtubeの設定を変更してご覧ください)
わざと、はや足で歩いたり、振動が伝わるように歩いて撮影しています。
特に、カメラの向きを変える場面にご注目ください。
スマホのみの場合は、どうしても画面が、カクカクっとしてしまいますが、ジンバルがあると、スムーズに方向転換できていることがわかります。
【まとめ】
最近はYoutubeやSNSなどへの動画投稿のため、日常の風景を撮影される方も増えています。
普段使用しているスマホを【Zhiyun Smooth Q】にセットするだけで、プロが撮影したような安定した動画が撮影できると感じました。
特に専用アプリを用いなくても、電源を入れるだけで手軽に使用でき、初心者にもおすすめできるジンバルだと感じました。
実際の撮影動画については、後ほど紹介させていただく予定です。
【販売サイト】
【Zhiyun Smooth Q】は販売終了していますが、banggoodで同価格帯の後継機【Zhiyun Smooth 4】がセール中となっています。
banggood